こんにちは。スヌです。
フラタニティシリーズ第一弾。
あなたは、フラタニティ/ソロリティという言葉を聞いたことがありますか?端的にいうと、アメリカの大学特有の学生組織を指します。
留学をしていると、幅広く友達を作ることってなかなか難しくないですか?どうしても孤独感を感じてしまうこともありますよね。だって、外国に一人で乗り込んでいるわけですから当然です(これってすごいことですよ!頑張れ!)
私は留学中、自分の居場所を見つけようと必死でした。色々なクラブ・サークルに顔を出し、結果としてたどり着いたのがフラタニティでした。これが私にとって本当に正解。入会をきっかけに、留学生活の充実感がぐーんと上がりました。
これを読んでくれるあなたには、心から、充実した留学生活を送ってほしいと思っています。そのヒントになるべく、今回シリーズとして共有させてもらうことにしました。
とういことでまずは、フラタニティに入会してよかったこと5選です!
フラタニティ/ソロリティとは?
英語ではそれぞれ
“Fraternity”
“Solority”
と呼ばれます。
アメリカの大学特有の学生組織であり、組織の目的や入会方法に特徴を持つグループです。
通常、フラタニティは男子学生、ソロリティは女子学生を入会対象とし、お互いを “Brother” や “Sister”と呼び合います(性別については一部例外もあり、私の所属するフラタニティは、男女関係なく入会OKです)。
フラタニティには「え、ナンダコレ・・・」と思う『独特な儀式や作法』が存在します。入会のための儀式、あの時の衝撃は今でも忘れないですね・・・。
入会してよかった5つのこと
① 自分の居場所が見つかる
留学生という立場だと、どうしても孤立になりがちです。ホームシックになることも往々にしてありますね。
特に、コミュ障や陰キャタイプの人は、元気で陽気なアメリカ人の輪の中に飛び込みずらいと感じるのではないでしょうか(私がそうです!笑)
数か月くらいの留学であれば、新鮮な気持ちやワクワクの気持ちで乗り越えられると思います。でも、正規留学の場合、4年とか滞在するわけです。授業もガチです。ちゃんと取り組まないと平気でドロップアウトです(ガーン)。
そういうチャレンジグな環境の中、孤独感まで感じていたら、結構メンタルきついです…。
一方フラタニティでは、メンバーとの絆がとても重要視されます。差別にあったり孤立したりといったことはほとんどありません。
私がフラタニティに入会して1番よかったと思うのはここです。
信頼できる『仲間』が『たくさん』できました。そして『自分の居場所』が見つかりました。
しかもその『仲間』というのが、ほぼ全員現地のアメリカ人。これ、留学生にとってめちゃくちゃ大きいことです。バックアップにアメリカ人の仲間がいるんですから、すごく心強いですよね。
もちろんチャレンジングな面も大きいのですが、留学を送るうえで自分の居場所ができるというのは非常に意義のあることだと思います。
② 一生涯の仲間ができる
フラタニティには、自然と強い結束間が築かれる仕組みがあります。正直、フラタニティ以上にメンバー間の絆が強くなるグループは他にそうないと思います。
フラタニティはただの趣味サークルみたいなものではなく、同じ目的意識のもと動いていくことになります。スポーツチームと近いものがあるかもしれません。
そしてフラタニティの本当に面白いところは、そのさらに奥にあります。冒頭でもお伝えした、『独特な儀式やお作法』がここに繋がります。切っても切れない絆というか、そういうものが形成されていくのが、フラタニティの魅力です。
たまたまキャンパスでメンバーと遭遇したときには、まるで古い友人と出くわした時のような感覚に陥ります。
そしてフラタニティは(少なくとも私の所属するフラタニティでは)、死ぬまで永続会員です(笑)入会したときから、一生涯の仲間という意識をもつことになります。
あ、もちろん宗教組織ではないのでご安心くださいね!笑
アメリカ独特の世界に身を置き、一生モノの人間関係を築くのは素敵なことだなと改めて思います。

(入会儀式後のWelcome Partyにて)
③ 留学中の活動の幅が広くなる
フラタニティに身を置くと、本当にたくさんの活動を行うことになります。
・定例会議(週1)
・地域活動
・資金調達
・企業・会社訪問
・交流会(月1)
・入会前の儀式
・本入会の儀式
・他大学との交流会
・合宿
etc…
デメリットがあるとすれば、活動の幅が広くなりすぎて、忙しくなる…。ことですね。
アメリカの大学生活は勉学だけでも大変です。そこにフラットの活動が加わるわけですので、かなりチャレンジングな学生生活を送ることになります。
ただ、だからこその『充足感』を得ることができるとも言えます。
④ 人脈の量と質が増える
入会当初、私の所属フラタニティは総勢60名を超える大所帯でした。
そして、メンバーみんな意欲が高く、目的意識がある人たちでした。高い意欲を持っていなければ、フラタニティの活動と学生生活を両立させることはできません。
OBやOGとの交流も盛んで、卒業生が定例会議やイベントに参加してくれることも多く、そこから新たなコネクションが生まれることもあります。
他校との交流会に参加することも、人脈を増やす良いきっかけになります。
正直、普通の留学生活でたくさんの人脈作りをすることは難しいです。
でも、せっかく留学するのですから、たくさんの人と出会い、良い巡り合わせを引き寄せたいですよね。
私にとって、フラット入会はその大きなきっかけになりました。
⑤ ネイティブの世界に身を置ける
私の所属フラタニティは、ほとんどが現地のアメリカ人で構成されます。割合で言えば、9:1(アメリカ人:留学生)だったと思います。
もちろん、私以外に日本人はいません。ネイティブの世界ですから、言葉の壁は常にありました。
一人ひとりに求められる役割があり、求められるレベルも高かったので、正直かなり苦戦しました。「留学生の輪の中でワイワイ楽しくやる方がよっぽど楽なのに・・・。」そんな風に思うこともありました。
でも、せっかくのアメリカ留学、自分にとって意味のあるものにしたかったんですよね。そういう意味で、とても貴重な経験ができたと思っています。
ネイティブに囲まれてチャレンジしたいと思うなら、フラット入会という選択肢はピッタリだと思います。
私の所属フラタニティについて
実はフラタニティには、4種類のタイプが存在します。
詳細は別記事として投稿予定ですので、ここでは簡単に触れる程度に留めます。
私の所属フラタニティは、『Professional Fraternity』なのですが、一番オーソドックスなフラタニティは、『Social Fraternity』と呼ばれるものです。
Social Fraternity といえば、「フラットハウスでのパーティ」が鉄板ですね。私も何度か顔を出したことがあります。
一方で、私の所属するフラタニティには、フラットハウスはありません。
このように、フラタニティによってそれぞれ目的や活動内容が異なります。あなたの求めるものがそこにあるのか、入会前の情報収集を行いましょう。
留意点
最後に、大事な留意点があります。それは、
●フラタニティにはそれぞれ、独自のルールと入会基準がある
ということ。
例えば私の所属フラタニティでは、正規留学生の入会は認められる一方、交換留学生などの、いわゆる非正規生は入会できません。
交換留学生の場合、半年~1年で帰国することになり、フラタニティで求められるcommitmentを果たすには短すぎる、というのが理由です。
とはいえ、非正規生でも入会できるフラタニティは存在しますので、まずはご自身の所属大学で情報収集してみてくださいね。
まとめ
私は、思い切ってフラタニティに入会してみたことで、留学生活の質が大きく変化しました。ネイティブ達に揉まれて苦労もしましたが、結果として自分の居場所ができ、活動の幅が広がりました。なにより、一生涯の仲間を手に入れることができたことは、人生の財産です。ネイティブの世界に飛び込むからこそのチャレンジングな面がありますが、充実した留学生活を送りたいと思う人にはピッタリの選択肢だと思います。
おそらく、日本人でフラタニティに入会しようと思う人は少ないと思います。そういう意味では、希少価値のある経験だと言えるのではないでしょうか。一味違う留学生活を求めるならば、自信をもってフラタニティ入会を検討されることをオススメします。
ただし、フラタニティにはそれぞれ独自のルールがあるため、所属大学での事前の情報収集が大事です。
本日は以上となります。
あなたのアメリカ留学が実り多いものとなりますことを、心から応援しています!
-スヌ
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